12月というのに最高気温が26度?

な、何と・・・12月だと言うのに、季節外れの台風が台湾付近にあって、それが沖縄方向に進んでくるというニュースが先日流れました。12月3日のことである。
  幾ら異常気象が続くと言っても、そんな馬鹿なぁ~~と耳を疑いましたが、テレビの天気番組を見て確認すると、どうもそれが本当だったようです。また、それが沖縄にでも上陸すれば、それこそ観測史上初めての出来事となったのではないかと思われますが、幸いにしてこの台風は温帯低気圧となって消滅したようです。

 しかし、しかしである。日本列島は4日夜から5日午後にかけて広い範囲で 台風並みの暴風に見舞われ、首都圏などで最大瞬間風速40メートル以上を観測し、東京では観測史上最大の40.2メートルを記録しました。

 台風が接近したのは東京からは遥か遠い沖縄付近だと言うのに、その台風が一夜のうちに時空を超えてワープでもして来たかのように、首都圏などで台風並みの暴風雨が吹き荒れたのですから驚きです。これは一体なんだったのでしょう?

小生は昔から気象学が好きになれず、この方面には暗いのですが、これを期に色々調べて見ますと、どうやら冬季に関東の南を通って急発達しながら北上し、北海道から東北地方にかけて猛吹雪をもたらす低気圧はこれまでにも知られていて、このような低気圧は「爆弾低気圧」と呼ばれているようです。 また同様な現象は日本付近の北西太平洋域だけでなく大西洋でも見られており、その発生メカニズムの研究も進められているようです。

 これまでの研究によりますと、この現象が起こりやすい原因は、大陸の寒気の発達と、その寒気への水蒸気補給が十分であること、これにジェット気流の蛇行が来て湿潤な暖気と混ざり合うと低気圧の発達の要素である潜熱解放も大きくなる、という相乗効果によるものであるとされています。また、一説には、この爆弾低気圧によって、北極圏へ水蒸気輸送がされているとも言われていて、地球環境全体として考えるとそれなりの役割も果たしていると考えることも出来るようです。

 今回は偶々(たまたま)、季節外れの台風が日本列島に急接近し、この台風本体の低気圧の進行方向の前線上に出来た低気圧が、いわゆる「爆弾低気圧」として急発達することになったということのようです。

 いやぁ~~・・こうして考えて見ますと、今まで経験したことの無いような現象も実は、それ自体、何時何処で起きても不思議のない現象であって、たまたま現在の自分が置かれている地球環境の下では見られなかったということに過ぎないと考えた方が良さそうです。う~~ん、自然のメカニズムは複雑なものなんだなぁ~と感心させられますが、それと同時に、私たちの置かれている環境というのは、ほんのチョッとの自然条件の微妙なバランスの中で保たれているのに過ぎないんだなぁ~~と再認識させられました。

 ま、しかしこの低気圧、「爆弾」とは良く言ったもので、本来はその急激に発達する様を言ったものかも知れませんが、5日の未明に爆弾は炸裂してしまったのか、朝になったら、まさに抜けるような青空が広がり、爽やかな秋の陽射しとなりました。また、日中は暖かい南西風が吹き付けた影響で関東地方は軒並み12月の最高気温を更新し、東京は24.8度、熊谷(26.3度)などでは 夏日となったそうです。 理屈がどうであれ、なんだか訳の分らん天気じゃなぁやっぱり、これは異常気象じゃ~~・・・。あははは。

                                        By 純一郎
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by m_tanijyun | 2004-12-15 17:09
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