(続々)鳥インフルエンザの脅威って?

 大分前置きが長くなりましたが、一昨年から世界中で大騒ぎしている鳥インフルエンザ・ウィルスは、H5N1と言う型のウィルスですが、この型のウィルスこそが冒頭に取り上げました「WHOが世界的流行の兆しを懸念し警告を発した」最も危険性の高いウィルスと考えられています。

 今のところこのウィルスはヒトからヒトへ大量感染するウィルスにはなっていませんが、このウィルスの厄介なのは、何度も申し上げますとおり容易に変異を起こし、何時でもヒト感染型のインフルエンザ・ウィルスになり得る危険性を孕んでいるからですが、それが今、水鳥から家禽(鶏)、鳥から哺乳動物(豚、虎、猫など)に広がりを見せつつ、「1918-19年のスペイン風邪、1957-58年のアジア風邪、1968-69年の香港風邪に次ぐ、鳥からヒトへ、またヒトからヒトへ感染する新しいウイルスに移行しはじめている。」と危惧されているという訳です。

 インフルエンザ・ウィルスの猛威は凄まじく、最も悲惨だったスペイン風邪では全世界で6億人が感染し、死者は2000万人とも4000万人とも言われ、日本でも39万人が命を落としたと言われています。1957年のアジア風邪では一番被害が大きかったのは日本でした。国内で約100万人がこのインフルエンザにかかり、7000人以上の人が亡くなっています。1968年の香港風邪、1977年のソ連風邪の世界的流行も記憶に新しいところです。

 もし今後、日本の中でこの新型ウィルスが大発生した場合には、国民の25%が感染する(だいたい3200万人が感染)という予測もありますので、大いに気をつけなければならないと言えるでしょう。

 「後悔先に立たず」とも「備えあれば憂いなし」とも言われます。天災とは違い、こちらは備えさえあれば、被害を最小限に食い止める事ができる訳ですから、国策として充分な対応策を講じるべきではないでしょうか?
 世界的には、この問題は国家的問題として、多くの国でその予防策と、万一発生した場合の対応策が検討され具体化されていますが、相も変わらず我が国の対応の遅い事には背筋が寒くなりますねぇ~~。。。。。

(この独り言は、12月2日放映のNHKクローズアップ現代を見て・・・。)

                                          By 純一郎
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by m_tanijyun | 2004-12-27 17:26
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