<   2004年 12月 ( 7 )   > この月の画像一覧

(続々)鳥インフルエンザの脅威って?

 大分前置きが長くなりましたが、一昨年から世界中で大騒ぎしている鳥インフルエンザ・ウィルスは、H5N1と言う型のウィルスですが、この型のウィルスこそが冒頭に取り上げました「WHOが世界的流行の兆しを懸念し警告を発した」最も危険性の高いウィルスと考えられています。

 今のところこのウィルスはヒトからヒトへ大量感染するウィルスにはなっていませんが、このウィルスの厄介なのは、何度も申し上げますとおり容易に変異を起こし、何時でもヒト感染型のインフルエンザ・ウィルスになり得る危険性を孕んでいるからですが、それが今、水鳥から家禽(鶏)、鳥から哺乳動物(豚、虎、猫など)に広がりを見せつつ、「1918-19年のスペイン風邪、1957-58年のアジア風邪、1968-69年の香港風邪に次ぐ、鳥からヒトへ、またヒトからヒトへ感染する新しいウイルスに移行しはじめている。」と危惧されているという訳です。

 インフルエンザ・ウィルスの猛威は凄まじく、最も悲惨だったスペイン風邪では全世界で6億人が感染し、死者は2000万人とも4000万人とも言われ、日本でも39万人が命を落としたと言われています。1957年のアジア風邪では一番被害が大きかったのは日本でした。国内で約100万人がこのインフルエンザにかかり、7000人以上の人が亡くなっています。1968年の香港風邪、1977年のソ連風邪の世界的流行も記憶に新しいところです。

 もし今後、日本の中でこの新型ウィルスが大発生した場合には、国民の25%が感染する(だいたい3200万人が感染)という予測もありますので、大いに気をつけなければならないと言えるでしょう。

 「後悔先に立たず」とも「備えあれば憂いなし」とも言われます。天災とは違い、こちらは備えさえあれば、被害を最小限に食い止める事ができる訳ですから、国策として充分な対応策を講じるべきではないでしょうか?
 世界的には、この問題は国家的問題として、多くの国でその予防策と、万一発生した場合の対応策が検討され具体化されていますが、相も変わらず我が国の対応の遅い事には背筋が寒くなりますねぇ~~。。。。。

(この独り言は、12月2日放映のNHKクローズアップ現代を見て・・・。)

                                          By 純一郎
[PR]
by m_tanijyun | 2004-12-27 17:26

(続)鳥インフルエンザの脅威って?

 ところで、「インフルエンザ」というと、ヒトの間でのみ流行する呼吸器病と思われがちですが、実は、水かきを持った水鳥がインフルエンザウイルスの本来の宿主であり、ヒトではないのです。ご存知でしたか? (それを知ってるからどうなんだ?と言われると困りますが・・・。)あははは
 このウィルスは、前述のとおり宿主域が広く、本来の宿主である水鳥から豚、馬、ヒトなどに伝染するばかりでなく、クジラ、オットセイ、アザラシなどの海獣類や各種の海鳥、鶏などの鳥類にも伝染する事が知られています。

 最近アジアを中心に爆発的に感染が広がった鳥インフルエンザは、この水鳥由来のウィルスが鶏(家禽)の間に蔓延したということなのですが、インフルエンザ・ウィルスは、普段は特定の宿主の中で発症も起こさずおとなしくしています。しかし、何らかの要因でウィルスの身体に宿主域を広げるような変異が起こりますと、鶏などに大量感染し、連鎖的に変異を繰り返し、次々と宿主域を広げ、場合によってはヒトへの爆発的感染を惹き起こすことがあるのです。それが過去に世界的に大量の死者を発生させたスペイン風邪とか香港風邪といわれるインフルエンザの大流行なのです。

 鳥インフルエンザ(別名 家禽ペスト)は、インフルエンザ ウイルス(AIウイルス)の感染による鳥類の疾病ですが、鶏(ニワトリ)では病勢から、低死亡率の「弱毒」病原性タイプと、高死亡率で「家禽ペスト」(Fowl Plague)と呼ばれ、法定伝染病に指定されている「強毒」タイプとの2つの型に分類されています。しかし感染の状況は、症状的には非常に多岐にわたっていて、特に野鳥に関してはほとんどの場合が「非病原性」であり、症状は現れないと言われています。
 すなわち今回のように鶏に「強毒」タイプのウィルスが大流行した背景には、それ以前にアヒルなどでの発症無き大量感染があるのでは?という説もあります。

 鳥インフルエンザは、そのウイルス表面にある「スパイク抗原」の種類により「型」(血清亜型)が分類されています。AIウイルスには、表面抗原が2つあり、ひとつは「ヘムアグルティニン」(Hemagglutinin:HAタンパク質)であり、タイプ(血清型)が15種類あります。もうひとつは「ニューラミニダーゼ」(Neuraminidase:NAタンパク質)でタイプ(血清型)が9種類あるそうです。 したがって、鳥インフルエンザは、その型によって、ヘムのHとニュールのNのタイプにより「H3N8」とか「H5N1」いうように表示されるのだそうです。

 ・・・・・つづく

                                           By 純一郎
[PR]
by m_tanijyun | 2004-12-26 17:24

鳥インフルエンザの脅威って?

 11月27日付け読売新聞によりますと「世界保健機関(WHO)は、鳥インフルエンザウイルスの変異で出現する可能性が高いとされる新型インフルエンザが、大流行する可能性が近年になく高まっている」と警告したと報じています。
 その理由としては、「処分された家禽は昨年末以来、1億2000万羽以上と空前の規模」、「ネコやトラなど感染動物の種類も増えている」などと鳥インフルエンザ感染拡大の現状を指摘、人に感染するウイルスへの変異が起きやすい環境になっていると説明しています。
 さらに「(新型の流行は)20―30年周期」であり、「香港かぜ」(1968年)から30年以上も新型インフルエンザの流行がないことを踏まえ、その危険性と対策の必要性を強調しています。

 そこで、今回の独り言では、インフルエンザ・ウィルスに関する基礎知識について少し語って見ます。あははは。 (ここから先は興味のある方だけどうぞ・・。)

 ウィルスにつきましては、以前の独り言(続:物事の狭間?)でも触れましたが、そもそもウイルスとは、生物と無生物(単なる物質)との境界にある存在ですから、バクテリアと違い生きた細胞内でしか増殖できません。バクテリアは適当な温度と湿度と栄養があれば、どのような場所でも自分自身で細胞分裂して増えますが、ウイルスは、不完全生物とでも言えばいいのでしょうか、その構造や機能から、そのままでは生物とは言い難い存在なので、宿主と呼ばれる他の生物の細胞内でしか活動できません。
 
 これは専門的な説明では分り難いのでイメージで説明しますと、SF小説などでエイリアンが地球上の生物の身体を借りて活動するのに似ています。彼らは地球外生物であるため地球上では生き物とは言えない存在ですよね?しかし、高度な知能だけを持っているので、地球の生物の体内に入り込めば、その身体を利用して、あたかも地球上の生き物であるかのように活動する能力を発揮できるようになるという訳です。正確には少し違いますがイメージ的にはそれとよく似ています。勿論ウィルスはエイリアンなんかじゃありませんが、ウィルスがDNAやRNAといった生物の遺伝情報を持った物質であるため、宿主と言われる生物の体内に入り込むと、その体内の細胞を作り変えて自己増殖を始めてしまうといった厄介な代物です。

 その代わり、ウィルスは生物の細胞内でしか増殖できない訳ですから、その結果として、ウィルスの宿主域(感染対象となるもの)は普通は非常に限られています。ですから本来、ウィルスはその性質により、哺乳類に感染するものは哺乳類だけ、魚類に感染するものは魚類だけ、鳥類に感染するものは鳥類だけというのが普通なのです。
 ところが、何事にも例外と言うのがありまして、インフルエンザ・ウィルスとニューカッスル病ウィルス(NDV)だけは、この原則を逸脱して、哺乳類にも鳥類にも感染することができる広い宿主域をもつという人間にとっては非常に迷惑なウィルスなのです。

 ・・・・・つづく
                                      By 純一郎
[PR]
by m_tanijyun | 2004-12-25 17:19

(続)容器包装リサイクル法の謎?

 チョッと分りにくかったでしょうか?そう言えば、昔、どこかの洋酒メーカーで、ウィスキーの原料となるモルトの生産量と、それから出来上がる商品としてのウィスキーの販売量が何倍も何十倍も違うのでは?と言った疑念が囁かれた話や、鹿児島で飼育されている黒豚の頭数と、市場に出回る食肉としての黒豚の肉の販売数量が全然違うと言った話も良く聴きますよね?

 これもそれと良く似た話なんです。ゴミはきちんと分別され回収され、プラスチックごとに再商品化されやすいように切り刻むなどの再加工が施されてはいるようなのですが、現実には、その量に相当する再加工商品は市場に見当たりませんし、聞いた事もないというのです。

 この番組のレポーターは、その疑念を立証しようと分別回収されたプラスチックゴミを、指定法人の一時保管倉庫や再商品化事業者の工場へと追跡して回ります。しかしこの番組では彼らの徹底した守りに、なかなか不法処理されているという証拠は摑めませんでした。でも周辺取材の結果、実際に出たゴミの量や回収され再商品化用原料へ加工されたゴミの量と比較しますと、そこから出来てくると思われる再加工製品の量は桁外れに少なく、作られている筈という商品の現物すら見つからないと言うのです。

 この疑念は当然と言えば当然ではないでしょうか?つまりこう言う事です。容器包装といわれるゴミは、たった一つマヨネーズの容器をとっても、キャップとボディーではプラスチックの素材が違いますし、ボディーは薄い膜状の透明のプラスチックですが、実際はラミネート構造と言って何枚か素材や性質の異なった薄いフィルムが重なったものなのです。
 ご存知のように、お菓子の袋だって、表面はプラスチックでも内側にアルミフィルムがラミネートされているのは当然ですよね?このように容器包装と言えば、何もかも殆ど例外なく厳密に素材別分別は困難です。行政側も含めて容器包装関係者であれば誰もがこの事実を知っている筈ですし、知っていて当然です。
 この観点から考えますと、今行なわれてるゴミの分別回収方法では、プラスチック・ゴミのリサイクルは不可能とは言えないまでも、再商品化される可能性は殆ど無いと言って良いのが現状ですし、専門家にとっては常識ではないのでしょうか?

 もちろん、誤解しては困りますが、全てが再加工不能と言うわけではありません。しかし今の技術では、現行の分別回収方法で回収したゴミからそのまま再加工・再商品化できる商品は非常に限られていて、本気で再加工商品を作り出すには、容器包装を作る時点から再商品化や分別回収を前提にした容器包装を開発するとか、仮に素材の混在するゴミが回収されても、これを再利用可能とする技術が開発されない限り、大半はこれまで通りそのまま焼却処理せざるを得ないというのが現実なのです。

 折角リサイクル法が施行されたと言うのに、貴重な資源ゴミが、きちんとリサイクルされていないと言う事実も良くない事ではありますが、この問題で更に由々しきことは、関係者が現行のリサイクル法が実施困難であるという現実を知りながら、国民を欺いて表面上を取り繕っているのではないかと言う疑惑があるということです。
 もしこの疑惑を関係者の誰もが明確に打ち消すことが出来ないとすれば、それは即ち、特定の指定業者が出来もしないゴミの再商品化のために、分別ゴミを回収し、加工工場に運び込み、原料加工用再処理を行い、あたかも資源の再商品化を行なっているかのごとく見せかけ、この法律の大義のもとに潤沢に用意された税金を、まるで当然のことのような顔をして、湯水のように使っているということになりますし、行政もまた、これを知りながら黙認しているということになってしまいます。

 さあ、この問題皆さんはどうお考えでしょう?

                                           By 純一郎
[PR]
by m_tanijyun | 2004-12-21 17:15

容器包装リサイクル法の謎?

 先日、テレビを見ていたら「分別ゴミは実際どう処理されているの?」という問題が取り上げられ、分別ゴミの回収の実態と、現実には再資源化が殆どなされていないのでは?という現行のリサイクル法への疑念を取り上げていました。

これはたまたま社会問題を取り扱うようなドキュメンタリー番組ではなく、ワイドショーのような番組の中での話題の一つとしてのレポートに過ぎませんでしたが、様々な課題や問題提起を内在した報道だったと思い、今回私も取り上げてみました。

 今や環境問題は深刻な局面を迎えており、大げさに言えば全人類的或いは地球的規模の課題となっているの周知のことです。中でもゴミ処理問題は世界的に深刻であり、わが国でも容器包装リサイクル法を皮切りに、最近の家電製品リサイクル法に至るまで、これまでに様々なリサイクル法が次々と制定施行されてきました。
 私たちが日常の生活の中で今や常識となったゴミの分別作業は、いわゆる「容器包装リサイクル法」に基づき行われていますが、この法律は正式には「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」と言われ、家庭ごみに占める割合の大きい容器包装廃棄物を対象に、資源として「有効利用を進め」結果として廃棄物を減量することを目的に制定(平成7年6月)されました。

 この法律制定の背景には、近年のライフスタイルの多様化や消費意識の変化等に伴い一般廃棄物の排出量が加速度的に増大したこと、現有の最終処分場の残余年数も限界間近となったこと、新たな最終処分施設の建設が負い付かない事などがあげられます。ですから、この法律では、従来のように市町村のみが全面的に容器包装廃棄物の処理の責任を担うという考え方を改め、消費者は分別排出、市町村は分別収集、事業者は再商品化という新たな役割分担の下でリサイクルを推進しようとするものなのです。
 
 本法は、平成9年4月からガラス製容器、飲料又はしょうゆを充填するためのペットボトル、飲料用紙パック(アルミニウムが利用されているものを除く)、等を対象として施行され、平成12年4月からこれらの容器包装に加えて、ペットボトル以外のプラスチック製容器包装及び飲料用紙パック以外の紙製容器包装を新たに対象とするとともに、特定事業者の範囲も拡大されました。
 そして、本法に基づく再商品化義務の履行にあたっては、建前上以下のようになっています。
「①最も一般的な方法として指定法人(日本容器包装リサイクル協会)への委託により再商品化を実施することができます。
②特定事業者は、指定法人に委託料金を支払い、指定法人はこの委託費を用いて、あらかじめ登録された再商品化事業者の中から入札により全国の自治体の指定保管場所ごとに再商品化事業者を選定し、再商品化を委託します。
③委託を受けた再商品化事業者は、自治体の指定保管場所から再商品化工場へ搬送し、再商品化を行って利用事業者に有償で引き渡します。
④指定法人から再商品化事業者への委託費の支払いは、再商品化物が確実に利用事業者に引き渡されたことを、指定法人が受領書や再商品化事業者の引渡し実績報告書等により確認した後に行い、再商品化物が再商品化されず、最終処分等されることを防ぐことができます。」

 しかしながら、実態はどうなっていると言うのでしょう?
 今回のテレビ番組のレポートによりますと、このシステムには疑念があるというのです。表面上は法律の規定に基づきゴミの分別作業が行われ、分別されたゴミは個別に回収され、システムどおりにスムーズに処理されているにも拘らず、その一方で、肝心の「再商品化」が殆ど為されていないのが実態ではないかと言うのです。

 ん?どういうことだ?・・・・それがどうして大きな問題なのか?・・・ですか?あははは。

・・・・・・・つづく
 
                                        By 純一郎
[PR]
by m_tanijyun | 2004-12-20 17:12

12月というのに最高気温が26度?

な、何と・・・12月だと言うのに、季節外れの台風が台湾付近にあって、それが沖縄方向に進んでくるというニュースが先日流れました。12月3日のことである。
  幾ら異常気象が続くと言っても、そんな馬鹿なぁ~~と耳を疑いましたが、テレビの天気番組を見て確認すると、どうもそれが本当だったようです。また、それが沖縄にでも上陸すれば、それこそ観測史上初めての出来事となったのではないかと思われますが、幸いにしてこの台風は温帯低気圧となって消滅したようです。

 しかし、しかしである。日本列島は4日夜から5日午後にかけて広い範囲で 台風並みの暴風に見舞われ、首都圏などで最大瞬間風速40メートル以上を観測し、東京では観測史上最大の40.2メートルを記録しました。

 台風が接近したのは東京からは遥か遠い沖縄付近だと言うのに、その台風が一夜のうちに時空を超えてワープでもして来たかのように、首都圏などで台風並みの暴風雨が吹き荒れたのですから驚きです。これは一体なんだったのでしょう?

小生は昔から気象学が好きになれず、この方面には暗いのですが、これを期に色々調べて見ますと、どうやら冬季に関東の南を通って急発達しながら北上し、北海道から東北地方にかけて猛吹雪をもたらす低気圧はこれまでにも知られていて、このような低気圧は「爆弾低気圧」と呼ばれているようです。 また同様な現象は日本付近の北西太平洋域だけでなく大西洋でも見られており、その発生メカニズムの研究も進められているようです。

 これまでの研究によりますと、この現象が起こりやすい原因は、大陸の寒気の発達と、その寒気への水蒸気補給が十分であること、これにジェット気流の蛇行が来て湿潤な暖気と混ざり合うと低気圧の発達の要素である潜熱解放も大きくなる、という相乗効果によるものであるとされています。また、一説には、この爆弾低気圧によって、北極圏へ水蒸気輸送がされているとも言われていて、地球環境全体として考えるとそれなりの役割も果たしていると考えることも出来るようです。

 今回は偶々(たまたま)、季節外れの台風が日本列島に急接近し、この台風本体の低気圧の進行方向の前線上に出来た低気圧が、いわゆる「爆弾低気圧」として急発達することになったということのようです。

 いやぁ~~・・こうして考えて見ますと、今まで経験したことの無いような現象も実は、それ自体、何時何処で起きても不思議のない現象であって、たまたま現在の自分が置かれている地球環境の下では見られなかったということに過ぎないと考えた方が良さそうです。う~~ん、自然のメカニズムは複雑なものなんだなぁ~と感心させられますが、それと同時に、私たちの置かれている環境というのは、ほんのチョッとの自然条件の微妙なバランスの中で保たれているのに過ぎないんだなぁ~~と再認識させられました。

 ま、しかしこの低気圧、「爆弾」とは良く言ったもので、本来はその急激に発達する様を言ったものかも知れませんが、5日の未明に爆弾は炸裂してしまったのか、朝になったら、まさに抜けるような青空が広がり、爽やかな秋の陽射しとなりました。また、日中は暖かい南西風が吹き付けた影響で関東地方は軒並み12月の最高気温を更新し、東京は24.8度、熊谷(26.3度)などでは 夏日となったそうです。 理屈がどうであれ、なんだか訳の分らん天気じゃなぁやっぱり、これは異常気象じゃ~~・・・。あははは。

                                        By 純一郎
[PR]
by m_tanijyun | 2004-12-15 17:09

磁性を示す液体?

 お久しぶりで~~す♪なんとなんと、前回投稿から早くも1ヶ月が過ぎようとしていますねぇ~。あははは。

 ま、どうせ独り言ですし、気まぐれは今に始まった事ではありませんが、あまり間を空けても、独り言を呟く気力も無くなったのかと思われそうなので、とりあえずちょこっと呟いて見ることに・・・・・。あははは。

 さてさて、新聞を開いても天災・人災の話から、凶悪犯罪や事件の話ばかりですし、政治情勢はと言えば、これもまた日本だけでなく、世界中が何時爆発するか分らない難問を抱え続け、まったくスッキリしない世の中です。
 
 こんな時は、やはり未来に夢を開く科学的新展開の話がいいのかも。あははは。
 
 閑話休題:先月初めの読売新聞(2004/11/9)に「常温で磁石に吸い付く液体の化合物を、東京大学理学部の浜口宏夫教授(物理化学)が世界で初めて発見した。」と報じられました。 

 え?そんなことがなんの役に立つんだ・・・ですか?

 もちろんこれは、これまでに無い物性を持った液体ですから、その実際の応用分野はこれからの研究に待つしかありませんが、今考えられているのは医学分野での治療技術への応用です。 例えば抗がん剤のように正常細胞への副作用の大きな薬を、このような液体と結び付け磁石の力で集中的に患部に集めることが出来れば、非常に有効な治療法となると期待されています。

 ここで「常温で磁石に吸い付く液体の化合物」という言葉にご注目!あははは。それがどうした・・・・ですか?

 そうなんです。常温でなければ、これまでにもこのような性質を持つ液体が知られていたんです。それはマイナス183度以下の極低温でないと、液体にならない液体酸素なんです。これでは実用上に応用は不可能でしたが、今回の発見は、その化合物の作り方もきわめて単純で、人間が住む環境で使用できることから実用性も応用範囲も大変広く、今後大きな注目を集めそうです。

 話のついでですから、「極低温の世界」について少しお話しましょう。何度も言いますが、私は科学の専門家でもありませんし、ここはただの独り言の部屋ですので、詳細は別にして概略をお話することにしましょう。

 ご存知のように、温度は水の凍る温度を零度(0℃)としていますが、それ以下のマイナスの温度は-273度までしかなく、これを絶対零度(0K)と言います。この絶対零度に限りなく近い温度の世界を「極低温の世界」と言いますが、これがまた不思議な世界なのです。
 液体が魔法のようにコップの壁をはい上がり、こぼれだす。細いガラス管に光を当てるだけで中の液体が泉のように噴き出す。金属のリングの中では、電気が抵抗を受けることなく、いつまでも流れ続ける。極低温の世界は驚異に満ちているんです。
 こうした不思議な現象は超流動、超伝導(工学では超電導と書くことが多い)と呼ばれ、これらは普通の温度では熱運動のために隠されていた物質の量子的性質が、マクロなスケールで表れたものとされています。(ちょっと難解かな?)

 もし超伝導が常温で実現すれば発電所からの送電ロスはゼロとなり、発電所の数を半分に減らすことも可能となります。また、超伝導体に磁 石を近づけるとMeissner効果のために磁石は強い斥力 を受け、浮き磁石の状態が実現しますのでこれがリニアモー ターカーなどに応用されていますが、これが常温で実現すればこの交通システムは飛躍的に普及することでしょう。
 現在まだ常温での超伝導実現までには至っていませんが、1986年の銅酸化物の出現により、これまで「夢のまた夢」だった話が、「夢」くらいまでには一歩現実に近づいたと言っても良いかもしれません。今盛んに研究が進められています。
 
 まだまだこれ以外にも、ユビキタス社会の到来に不可欠なIT関連技術やナノテクノロジーを駆使した研究も進んでいますし、青色発光ダイオードやフィルム発光技術の実用化も応用分野を確実に広げつつありますし、近未来の生活を画期的に変えるものが続々と出現しています。 その点は実に頼もしい

 1997年10月に発売された「Scientific America」のコラムニストであるジョン・ホーガンが書いた 「科学の終焉」という著書には、現代の科学の第一線の科学者との対談を数多く手がけた筆者が、彼一流の皮肉も込めた様々な見解を述べています。その中で彼は、科学の研究分野を地球探訪に見立て、今や地球上に新たに探訪すべき前人未踏の秘境が存在し得ないが如く、科学の分野にもそのような未開の研究分野は最早存在していないのではないか?といった問題提起をしています。確かに科学万能への過信や妄信或いは幻想が、現代社会に様々な弊害をもたらしている事も一方の事実です。特に学者と言われる人種が、およそ無意味で無益な研究に、天文学的費用を湯水のように費やし、無用の長物のような研究施設を建設しまくることの是非は、問われるべきかも知れません。そういった視点からの彼の問題提起はなかなか面白いので、興味のある方は是非ご一読ください。

 まあ、科学の研究分野に未だ前人未踏の新分野が残されてるか否かは別として、これまで人類が得た様々な研究成果が今世紀に入り着実に実を結び、様々な応用技術が花開き、これからもなお、細分化されたり融合化したりしながら、応用分野については無限に拡大して行く期待だけは持てるのではないでしょうか?あははは。

                                        By 純一郎
                                                                                             
[PR]
by m_tanijyun | 2004-12-10 17:01